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令和元年産 佐賀産米について

佐賀県産のお米について

農林水産省発表にて佐賀県産は前回より30ポイント低い63の「不良」で、残念ながら全国最低になりました。調査が始まった1948年以来、台風で甚大な塩害に見舞われた2006年の49に次ぐワースト2の結果です。九州全体の作況も87の「不良」でしたが、台風や病害虫が影響し、長崎、熊本、宮崎、鹿児島が94、福岡が91、大分が85と比べても佐賀県産が突出して悪い事がわかります。

 

原因は複合的で、もともと日照不足でモミが少なかった、豪雨による冠水、塩害、害虫による坪枯れと重なった事が原因とされ、品質の低下が目立っています。

 

今年度産のお米は災害等自然の影響で乳白色のお米(シラタ)が多く見受けられます。これは未成熟米で、お米が実る際の初期から中期に高温条件や低日射量(日照不足)などに遭遇すると発生する高温障害の一つです。袋を開けてシラタが多いと見た目にも良くないのですが、2割以下なら食味には影響が無いと言われています。ただし、等級の良いお米ほどシラタが少ないのも事実です。

 

農家さんが一年をかけて準備して作ったお米が、自然の影響でみなさまのご期待を裏切る事があるかもしれません。厳しいご意見もあると思いますが、今年度一番被害を受けているのが農家さんで、収穫量は例年の6割程度と聞いています。来年は良い年でありますようにと温かい気持ちで応援を頂ければ本当に幸いです。

 

※お届けしたお米にご意見等がございましたら下記の番号にご連絡をお願いいたします。

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